こんにちは。ラッピーです。
前回投稿した後、転職活動や引っ越し、体調不良などでバタバタしてしまい、何とブログ更新が3か月以上滞ってしまいました…。
このブログは自分の仕事や投資などに関するアウトプットのために立ち上げたのに、それが何もできていないという体たらく…もう泣きたくなります(笑)。
ただ、折角立ち上げたブログを3日坊主で終わらせないためにも、これからはコンスタントに更新していきますので、どうかお付き合いいただけますと幸いですm(_ _)m
さて、前置きが長くなりましたが、今回は積立投資の中でも代表的な銘柄である、S&P500に関する基本情報や投資メリット、リスクについて解説いたします!
この記事では、新NISAなどでS&P500への投資を検討中の方や、投資銘柄の中身や投資リスクなどが良く理解していない方、投資を躊躇している方など向けた記事となっておりますので、ぜひ最後まで読んでください!
S&P500とは?
S&P500は、ニューヨーク証券所やNASDAQに上場する銘柄から市場規模、流動性、業種などを考慮し米国の約500銘柄の時価総額で加重平均し指数化した株価指数の事です。
この指数は米国全体の約80%の時価総額を占めており、米国株式市場を代表する指数と言えます。具体的には、アップル、マイクロソフト、アマゾンといった世界的企業が含まれています。
構成銘柄の業種別比率では、IT(情報技術)系が最も多く3割近くを占めていますが、その他にもヘルスケアや一般消費財、金融、コミュニケーションサービス、不動産、エネルギーなど様々な業種で構成されており、より広く分散されています。
引用:S&P500とは?NYダウとの違いやチャート比較でわかりやすく解説! | マネックス証券
S&P500へ投資する具体的メリット
この章では、S&P500へ投資するメリットについて、2点に分けて解説します。
①長期的成長性
S&P500は1957年以降の年平均リターンが約10%と、米国経済とともに長期間成長し続けてきました。株価推移からも、多少の上下を繰り返しながらも長期的には成長し続けていることが分かります(下図参照:マネックス証券より)。

最近10年(2015~2024年)においても、平均13.3%のリターンを記録し、直近2年はいずれも20%を超えています(下表参照:バークシャー・ハサウェイ(Berkshire Hathaway)より)。
年 | S&P500年間リターン |
2015 | 1.4% |
2016 | 12.0% |
2017 | 21.8% |
2018 | -4.4% |
2019 | 31.5% |
2020 | 18.4% |
2021 | 28.7% |
2022 | -18.1% |
2023 | 26.3% |
2024 | 23.3% |
今後も、以下の理由により、S&P500は株価の上昇が期待でき、非常に魅力的な銘柄と言えるでしょう。
- 米国は経済成長に必要な「人口」「資本」「技術革新」の点で非常に優れており、今後も着実な経済成長が見込まれる
- S&P500は米国を代表とする、高いブランド力や収益力を有する500企業で構成されており、今後も安定した成長が期待できる
②分散投資の効果
S&P500では、500社に分散して投資することで特定の企業やセクターに依存せず、リスクを抑える効果があります。
また、S&P500の株価指数は、各企業の成長や衰退を反映して定期的にリバランスされています。
つまり、構成される500企業は常に入れ替わり、その時代ごとに優れた企業が選定されるような仕組みとなっているため、この点も銘柄の成長をより促進させていると言えるでしょう。
引用:S&P500、2024年の平均リターンは23.31%。それを見据えた2025年以降の見通し | Business Insider Japan
printmgr file(バークシャーハサウェイ)
S&P500へ投資する際のリスク
前章ではS&P500への投資メリットを解説しましたが、その一方で投資にリスクは付き物です。本章では、S&P500が持つリスクについても解説したいと思います。
①値動きのリスク
S&P500をはじめとした株価指数は、その市場の動きに連動して上下します。このため、経済危機や不況が起きた際には、大幅に下落する可能性があります。実際に、リーマンショックやコロナショックによる不況が起きた際には、株価が大暴落していました。
長期的に見れば経済・株価は成長し続けているとはいえ、こうした短期的な暴落がいつ発生するかは分からないため、こうした下落に耐えられない場合には投資は慎重に検討するべきでしょう。
②為替リスク
S&P500は円→米ドル建てで取引されています。このため、そのリターンの上下は円高・円安の為替変動の影響を受けることになります。
例えば、投資後に円安が進行した場合はリターンが増えますが、円高の場合はリターンが減少するという現象が発生します。(円安例:投資時:1ドル140円、リターン時:1ドル160円の場合、+20円分リターンが増える/(円高例:投資時:1ドル140円、リターン時:1ドル120円の場合、-20円分リターンを失う)
為替の変動は、当該国の経済状況や政治・地政学的リスクだけでなく、その他の国の様々な要因によっても大きく変動し、その変化は非常に読みづらいため、投資を行う際には為替変動がいつ起きるか分からないという点も頭に入れておきましょう。
投資する際のリスクヘッジ
これに対するリスクヘッジとしては、①分散投資、②生活防衛資金の確保、③余剰資金での投資といった対策が挙げられるでしょう。
①分散投資
分散投資は、複数の銘柄や市場に投資先を分けるというものです。
特定の銘柄や市場に投資を集中させると、投資対象で暴落や業績悪化が起きた際、投資資産の価値も暴落し、大損害を被る可能性があります。
そこで、複数の銘柄に分散して投資を行うことで、特定の投資対象が値下がりした際の影響を緩和することが出来ます。具体的には次の3通りの分散投資方法があるかと思います。
- 異なる業界への分散:投資先をIT、金融、航空、建設業など複数業界の企業に分散させることで、1つの業界で市場後退や業績不振などが発生しても、そのリスクを緩和可能
- 投資地域・国の分散:国内株だけでなく米国や欧州、新興国などに分散させることで、特定の国や地域の景気後退などの影響を緩和可能
- 異なる資産クラスへの投資:株だけでなく債券やETF、国債、金銀プラチナ、不動産など複数のクラスへ投資を分散させることで、各市場の変動に対する耐性を高められる
②生活防衛資金の確保
生活防衛資金は、万が一の事態が発生した場合に、一定期間生活を維持するための資金のことです。
例えば、突然の失業や病気などで収入が途絶えた際に、少なくとも3か月~1年分の生活費を、投資資金や資産とは別に確保するものです。実際に私も約1年分くらいの生活防衛資金(現金)を、別口座に入れて確保しています。
生活防衛資金を確保せず投資を行い市場暴落などで保有資産の価値が暴落した場合、生活費の確保のために保有資産を売却せざるを得ない状況に陥る可能性があります。これを防ぐために生活防衛資金は重要であり、万が一のリスクに備えることが出来ます。
③余剰資金での投資
余剰資金とは、生活費や将来の必要資金(教育費や住宅購入資金etc.)を除く、当面使う予定のない資金のことを指します。
前述のように投資にはリスクを伴うため、余剰資金で投資をすることで、値動きに一喜一憂せず、長期的な視点で運用を続けることができます。
また、暴落が発生した際にも、投資元が余剰資金であれば、暴落によるダメージを少なく抑えることが出来るため、安定した投資活動を継続することができます。
まとめ
本記事では、S&P500の内容や投資メリット、リスクについて解説しました。
S&P500は米国経済の成長とともに株価が伸びてきており、今後も成長が期待できる魅力的な投資先です。しかし、投資をするには、短期的な暴落などのリスクや、そのリスクを分散するための方法を理解することが不可欠です。
初心者はまず生活防衛資金を確保し、余剰資金の中から少額での投資を始め、長期的視点で資産形成を目指すのが良いでしょう。
本記事を参考に、自分に合った投資計画を立てる第一歩を踏み出してみてください!
参考資料まとめ
・S&P500とは?NYダウとの違いやチャート比較でわかりやすく解説! | マネックス証券
・S&P500とは?S&P500に連動する投資信託・ETFのおすすめファンドを厳選して5本紹介! – 株探
・S&P500、2024年の平均リターンは23.31%。それを見据えた2025年以降の見通し | Business Insider Japan